ご心配いただくお声も多いことから以下に、簡単に現状をお伝えいたします。
日本ギター連盟・関西本部に何名かの元協会員が在籍しているため、日本ギター協会が統合されたとの意見がありますが、それは誤りです。
このウェブサイトで私たちの活動が持続的に公開されているように、日本ギター協会は現在も存続している状態にあります。その証拠に日本ギター連盟・関西本部は一部会員の移籍後、一度も日本ギター協会としての活動実績がありません。
問題の発端は、2024年3月に一部理事者が当協会員に周知せず結んだとされる「覚書」を根拠として、当協会の活動資金を日本ギター連盟・関西本部へ移転させられたことにあります。
この結果、当協会は2024年度の活動の開催ができず、また日本ギター協会のこれまでおこなってきたイベント名を日本ギター連盟・関西本部が無断で使用し、活動を続けている状況を大変遺憾に思っております。
当協会では後日判明したこの「覚書」の根拠について日本ギター連盟、関西本部に対し,何度も問い合わせましたが、一度として回答はなく、対話の席も設けられていない異常な状況にあります。
これを鑑み、2024年12月に内容証明郵便にて日本ギター連盟・代表理事らを含む5名の関係者に文書を送付し、当協会で承認されていない覚書の有効性の根拠を求めましたが、これについても回答はなく、更に、2025年1月末に行われた日本ギター連盟内の理事総会にも提出いたしましたが、やはり回答はありませんでした。
これらの経過から、日本ギター連盟側は、上記「覚書」の有効性を示す根拠を有していないものと判断される状況にあります。
また、「日本ギターコンクール」および、「日本ギターアンサンブルフェスティバル」のイベント名については日本ギター連盟が当協会に無断で使用している状況にあるため、現在商標権等で使用の権利を争っている状態ですが、当協会での出来事はギター愛好家の皆様に何ら関係のないことですので、混乱を避けるため「神戸日本ギターコンクール2025」として10月のコンクールを予定しております。関西を中心とする愛好家の皆様にはご心配をおかけして誠に申し訳ございませんが、今後も当協会は魅力的なイベントを継続し、会員一同の力を合わせ、クラシックギター音楽界に貢献できるよう進んでまいります。今後とも日本ギター協会をよろしくお願い申し上げます。
時系列の記録
2023年 4月
協会理事者間にて非公式に連盟と協会の統合について話が持ちあがる。
2024年1月9日
オンラインミーティングにて説明会が行われる。十数名が参加
柴田健氏からの説明は以下の通り。
・日本ギター協会は存続させる
・統合後も日本ギター協会は自治権を持つ
・日本ギターコンクール、日本ギターアンサンブルフェスティバルの両イベントを日本ギター連盟に移管し、日本ギター連盟の資金で開催する。 その際、コンクールの優勝賞金が東京国際に次ぐ日本で2番目の金額になるよう連盟が保証する。
・協会員は連盟の一員として審査、運営にあたる。
・人事は日本ギター協会内の役職が承継されるが、役職の名称が変更になる。
・協会で積み立ててきた資金は、会員に返金するか、協会独自のイベントのために使う。連盟のイベントには使わない。
・数名の正会員からは現段階では統合に関しての情報や説明が不十分であると意見があった。
1月14日
日本ギター協会役員会がオンラインで開かれる。統合について日本ギター連盟と「協議を進める」と可決される。
2月23日
尼崎にて統合に関する報告説明会が実施される。統合の賛否を問う多数決は行われず。
4月4日
日本ギター連盟関西本部が4月1日より始動。本部長に柴田健氏。
4月29日
日本ギター連盟理事会が東京で開かれる。久住氏が日本ギター連盟の理事になる。
6月3日
日本ギター連盟関西本部の臨時総会が開かれる。議論は紛糾し、統合について、また役員の選出について、承認されることなく時間切れのため閉会した。
6月8日
柴田氏より総会の議事録(下記)のメール配信。
1、意思疎通の差異がありました。
1、出席者の皆様よりご意見を拝聴しました。
1、連盟相談役、宇賀神 昭氏が質疑応答を受け会議をしました。
1、参加者が連盟と協会への経緯を宇賀神氏が説明後、理解し理解を得て納得の下、承認されました。
1、運営にあたっては協会の元理事会メンバーが実行委員として引き続いて責務を果たすことになった。
1、変更については逐次審議していくことになった。
それに対して中川亨氏から下記メールを送信するが返答は無し。
「参加者が連盟と協会への経緯を宇賀神氏が説明後、理解し理解を得て納得の下、承認されました。とありますが。時間切れで解散したので、承認はされていないとおもいます。中川亨」
6月26日
日本ギター協会の旧サイトが連盟管理下で更新される。
2024年7月
日本ギター協会会員有志が特許庁に商標登録を出願する。
日本ギター協会、日本ギターコンクール、日本ギターアンサンブルフェスティバルの3つ。
7月12日
会員有志が臨時総会の開催を請求するメールを送信。
メールは以下の会員による連名。
荒木善彦、稲川雅之、亀井貴幸、木村憲司、中川 亨、中川 誠、濱田 圭、細川卓也、山﨑 由規、山田一彦(50音順)
8月4日
日本ギター連盟の主催により日本ギターコンクールが開催される。柴田氏は舞台挨拶にて「日本ギター協会は吸収された」と発言。
8月14日
問題解決のための「意思疎通の会」の開催を求めていたが、開催直前になって連盟側会員から「中止になった」と連絡があるなど情報が錯綜する。
8月15 日
日本ギター連盟理事の久住氏へ連絡を試みるが休暇中と応じず、意思疎通の会が実施されるのかどうか会員は知ることができなかった。
8月19日
日本ギター協会の大半の会員が不在のまま意思疎通の会が開かれる。
9月12日
意思疎通の会の議事録が届く。多くの会員は意思疎通の会が開催されたことをこれによって知る。
10月
出願した商標について、日本ギター連盟から意見書を提出される。
11月2日
特許庁に日本ギター連盟から提出された書類を開示請求し、3月15日付覚書が存在するとの主張がなされ、初めてそのような書面の存在が日本ギター協会会員に判明する。同覚書には日本ギター協会の財産の譲渡などの記載も存在したが、3月15日の時点で、その存在は協会役員にも会員にも知らされておらず、その後、協会総会等で決議もされていない。
(覚書 PDF835KB クリックで開く)
11月28日
木村氏(日本ギター協会アンサンブルフェス担当)が管理していた日本ギターアンサンブルフェスティバルの繰越金について、木村氏が柴田氏と協議。次のアンフェスの参加者から間違って以前の口座に振り込まれた場合は渡し、繰越金はそのままにしておくと結論に至った。
12月28日
富川氏、宇賀神氏、久住氏、柴田氏、福山氏に対し、覚え書きの有効性について質問、及び資金の返還を求める内容の内容証明郵便を送る。返答なし。
(内容証明郵便 PDF602KB クリックで開く)
2025年
3月9 日
福山氏と柴田氏に対して、日本ギター協会の総会の開催を求めて内容証明郵便を送付する。受取拒否。
3月23 日
日本ギター協会の令和7年度総会を開催。
日本ギター協会の新しいウェブサイトとフェイスブックページを公開。
3月24 日
関西本部事務局より下記メールが届く
メール本文を表示
(本文)
濱田圭、細川卓也、山﨑由規、中川亨、木村憲司、中川誠、亀井貴幸、稲川雅之、荒木善彦、牧瀬保、山田一彦、藤原盛企、井筒将太各氏へ
第21 回日本ギターアンサンブルフェスティバルも無事に終了しました。
今後速やかな運営進行のため、アンサンブルフェスティバル運営準備金として木村憲司氏が所持していた現金134,722円と銀行通帳を現在所持していると考えられる方々にメールをお送りし確認します。(口座名義は、「ニホンギターアンサンブルフェスティバル 実行委員⾧ 木村憲司」)これは以前返却要求した折、木村氏から「皆の総意で返却しないと決めました。」と聞いていますが、上記の皆さんの全会一致の意見だと理解して良いのですね。
あなた方が所持している準備金と銀行通帳を速やかに返却してください。
返却期日は2025 年3月31 日までとします。
あなた方がしていることは「横領」という歴とした犯罪です。
これが大きな問題に発展する前に下記の1~5より選択し、速やかなる回答と返却を求めます。
1. 旧日本ギター協会の銀行通帳を所持している
2. 旧日本ギター協会の準備金を所持している
3. その件に関しては知っていたが、旧日本ギター協会の通帳も準備金も所持していない
4. その件は知らなかったが、旧日本ギター協会の通帳又は準備金、或いは両方を所持している
5. その件は知らなかったし、旧日本ギター協会の通帳も準備金も所持していない
(注:「その件」とは、運営準備金と旧日本ギター協会の銀行通帳を全会一致で返却しないと決めたこと)1~5を選択し、返信メール(全員返送)にて回答してください。
メールの返信期日は2025 年3 月28 日までとします。
公益社団法人日本ギター連盟関西本部事務局
3月28 日
日本ギター協会会員から連盟関西本部事務局久住氏宛に下記のメールを返信するが返答は無し。
メール本文を表示
(本文)
公益社団法人日本ギター連盟関西本部事務局 久住一人様
3 月24 日のメールへの返答の件今般引渡の求めのあった134,722 円の準備金に関しまして、我々日本ギター協会会員としては、日本ギター協会に帰属するものと認識しております。
なお福山敦子氏が日本ギター連盟との間に交わした覚書はこれまで日本ギター協会内で会員に周知されておらず、また総会で承認されておりません。
そのため、この覚書は法的に有効ではなく、日本ギター協会は解散しておりませんし、日本ギター協会の財産を譲渡する根拠にはなりません。 この旨は昨年12月にお送りしました内容証明郵便にも記載しております。
以上にもかかわらずこの資金が日本ギター連盟に帰属すると主張されるなら、日本ギター協会内で譲渡する決議が行われた資料をお示しください。 そのような資料が存在しないのでしたら、この準備金は日本ギター連盟に帰属するものではなく、貴連盟はこれを請求する権利を有しませんし、私たちがこれを保管することは横領にはあたりません。
この点につきましては、昨年11 月28日に木村憲司氏が柴田健氏を訪ねて、問題が解決するまでこのまま保管すると口頭で合意していることも付言します。 日本ギター協会
3月24日
日本ギター連盟側がウェブサイトを更新し、(これまで消滅したと主張していた)日本ギター協会は日本ギター連盟の外郭団体として存続していると主張し始める。
3月31 日
関西本部のサイトの正会員ページが日本ギター連盟関西本部から日本ギター協会に変更される。